音楽番組『UTAGE!』で知った人も多いだろう。 二宮愛の芯の強い歌声は、世界レベルだ。 Keep ON本誌では、毎月1日アップの、趣向を凝らした歌の動画他について聞かせてもらった。 この2月、FLY COAST feat. Ai Ninomiyaとしての2枚目のアルバム『Flight Number 002』が出たばかり。 当サイトでは先に出た一枚、『Flight Number 001』の話や『UTAGE!』出演時の心境を聞いた!
音楽番組『UTAGE!』で知った人も多いだろう。 二宮愛の芯の強い歌声は、世界レベルだ。 Keep ON本誌では、毎月1日アップの、趣向を凝らした歌の動画他について聞かせてもらった。 この2月、FLY COAST feat. Ai Ninomiyaとしての2枚目のアルバム『Flight Number 002』が出たばかり。 当サイトでは先に出た一枚、『Flight Number 001』の話や『UTAGE!』出演時の心境を聞いた!
『UTAGE!』(TBS系)にてその迫力ある歌声を披露、大注目されている二宮愛さん。Keep ON本誌では、サウンドもすべて自分の声だけで作る「ソロ アカペラ オーケストラ」について語ってもらっている。ここでは、筆者が「もっと聴きたい!」と彼女の歌に心をつかまれた「366日」カバーの話、iTunesランキング7位につけたアルバム『Flight Number 001』についてのこぼれ話を。
物まねをするわけじゃなくて……
——二宮さんの歌う「366日」(オリジナルはHY)聴いたとき、芯の強い歌声が本当に胸に響き、聴き入ってしまって、もっと聴きたい、と、そう思いました。この曲を歌ううえで大事にされていることはなんですか?
「366日」ってね、みんな知ってる歌なんですよね。いい曲歌わせていただくなって気持ちは最初にあったんですけど、みんなも自分もこの歌に思い入れがある。
—— そうですよね。
曲と思い入れってリンクしていくと思うんです。いろんな人がいろんな思い入れを持った曲を歌うことになって、そのことには緊張しました。やっぱり大切な曲ほど真剣に歌っていかないといけない。
—— より真剣に。
みんなの思い入れを壊すわけにはいかないから、歌詞をいっぱい勉強したり、オリジナルを何度も聴いたり、物まねをするわけじゃなくて、その人がどういうふうに歌っているのかっていうのはいっぱい研究しました。
撮り直しもない、一発ライブのような感じ
——そしてそれを『UTAGE!』で初披露された。
『UTAGE!』のいいところはアーティストが他のアーティストのカバーをするってところ。もうほとんど編集とかないんです。撮り直しもない、一発ライブのような感じなんです。そこでどれだけ歌えるかたくさん研究しました。
—— 出演の反響は大きかったのでは。
日本でいちばん大きなメディアに進出できたのは喜ばしいことだし、あとやっぱりSMAPの中居正広さんのような国民的アーティストの方と共演させていただけることはすごい誇りに思ってます。
—— ベトナムにも住んでいらしたんですよね。日本で歌手活動をすることになったわけは?
19歳のときに日本に帰国して、日本の専門学校に入ったんです。音楽についてある程度の知識がないといけないと思い。オーディションに受かって歌手になれたとしても、基礎的な部分がないとだめになっちゃうじゃないですか。私はそうなりたくなかったんですね。学校で基礎的な部分を勉強していくうち、勉強しながらデビューというのもありなんじゃないかって考えられられるようになって。それで在学中にデビューを目指し、今の結果になったんです。
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二宮 愛
ニノミヤ アイ
彼女自身の声だけで奏でる「ソロ アカペラ オーケストラ」は、現在YouTubeにて見る事ができる。
2月4日には、自身初のカヴァーアルバムAi Ninomiya with Kitchen Orchestraの『From The Kitchen Corner』とFLY COAST feat. Ai Ninomiya『Flight Number 002』が、同時リリースされたばかり。