Keep ON本誌のアナザーストーリーをお届け!

 Keep ON 2016 AUG vol.23 
INA

知らない地に足を踏み入れたとき、人は全身の毛が逆立つようなゾクゾクとワクワクを感じるが、hideがくれるのはまさにそれだ。この感覚を頼りに、INAの発した“未来人”という言葉が、なぜ彼の口をついて出てきたのかを探る。
「子 ギャル」の制作過程について伺った、本誌記事と合わせてどうぞ。

2016.11.01(Tue.)UP

それよりも音楽聴きながら自転車乗ってる人を……(笑)

—— 私たちもそうなんですが、最近の日本の若者は洋楽を聴かないとよく言われていて。

 (聴かなくても)いいんじゃない? 今もう流行がないでしょ。われわれの時代はテクノが流行りだ、ロックが流行りだっていうと、みんながそこに集中してた。年代ごとの流行歌っていうのもあって今でも覚えてるけど、今は流行歌なんてないじゃない? 細分化しすぎて、みんなが知ってる歌も少なくなってきてるし。

—— それぞれ好きなものを聴いているイメージはあります。

 昔は『ザ・ベストテン』みたいな音楽チャート番組があって、ヒット曲は3カ月くらい1位だったりする時代で(笑)。でも今は全然次元が違うじゃない。邦楽がいいとか洋楽がいいとかっていう時代でもない。……そんなことよりも、音楽聴きながら自転車乗ってる人を取り締まってくれって思うよね。今日も車でぶつかりそうになったの、スマホやりながら聴いてる人がいてさ。

—— 洋楽聴かないとかの話ではないですね! 危ない!

 (笑)まぁだからいいんじゃないんですかね。時代で変わってくからね。

取材・文●井上有佳里


「子 ギャル」の制作過程について伺った本編は
Keep ON本誌 Vol.23で!



 ※1 : hideは生前、X JAPAN / hide with Spread Beaver / zilchとして活動
     していた。
 ※2 : 本人不在で行われた当時のツアー、hide with Spread Beaver TOUR
     appear!! "1998 TRIBAL Ja,zoo"
 ※3 : 3rdアルバムに収録されるはずだったが、デモ音源しか存在せず未完成
     だったhideの楽曲。ヤマハが開発したボーカロイド技術を元に、INAの
     プロデュースワークにより完成され、hide生誕50周年を記念してリリー
     スされた幻の新曲。


PROFILE

INA
(イナ)

本名・稲田和彦。音楽プロデューサー&電脳楽士☆稲田師匠。
X JAPANのサポートを務め、特にhideとは二人三脚で楽曲を制作していた。DJなどアーティストとしてもステージに立つ。現在、音楽ワークショップ『電脳音楽塾』も展開中。

電脳音楽塾 HP
INFORMATION

ALBUM
『子 ギャル』
3240円(tax in)

LAID BACK OCEAN 3rd mini ALBUM 『心の箱』

2014年12月10日発売

収録曲

1. 子 ギャル
2. Junk Story
3. In Motion
4. TELL ME(hide with Spread
  Beaver)
5. HURRY GO ROUND
6. ever free
7. ピンク スパイダー
8. ROCKET DIVE
9. GOOD BYE
10. Hi-Ho
11. Beauty & Stupid
12. MISERY
13. TELL ME
14. DICE
15. 50% & 50%
16. EYES LOVE YOU
17. 子 ギャル (demo)

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