Keep ON本誌のアナザーストーリーをお届け!

 Keep ON 2016 FEB vol.22 
LAID BACK OCEAN YAFUMI

体に染み渡るピアノの音、そして変わった角度で書かれた歌詞は、間違いなくLAID BACK OCEANの魅力のひとつだ。ここでは、楽曲の作詞を手がけるYAFUMI(Vo)の、過去を乗り越え進化した"今"を、聞く。
詞に対するこだわり、視点の変化で詞を生み出す彼の世界の見つめ方を伺った本誌記事と合わせてどうぞ。

2016.03.03(Thu.)UP

このお菓子、僕のだけって言わない

—— そういった言葉は、日々、実際に行動している人にしか言えない言葉だと思います。そういえばYAFUMIさんは、毎日10キロ走っているとお聞きしました。

 はい。この人と(笑)。(←前号の『Keep ON』UVERworld表紙を指さしながら)なんだか毎日10キロ。

—— つらくないんですか……?

 つらいっすね。つらいっすねー(笑)。

—— でも走り続ける。

 TAKUYA∞も曲の中で言ってましたけど、走るって感覚じゃないんですよ。毎日走るっていうと、いや意味ないよとか、ケガしたら意味ないじゃん、逆効果だよとか言われたりするんですけど、俺たちの中では走ってるっていうことより、継続的に何かを続けているっていうところに、たぶん重きが置かれていて。

—— 走るという感覚とは少し違った。

 これって何なんだろうねって話をしてるときに、「祈ってることに近いよね」って。走ってるとき、歌詞や、ライブでこういうこと言いたいなってことが浮かんだり。だからつらいけど、自分には合ってるのかなーって感じはしますね。

—— メンバーの方も含め、毎日共に走っている仲間の方も含め、YAFUMIさんの周りではいい雰囲気が流れている。

 流れてますね、今。

—— どんな雰囲気でしょうか?(笑)。

 はははは!(笑)。なんかこう、分け合えるっていうか、「このお菓子僕のだけ」って言わないというか。この前のライブ("それぞれの夜明けまえ"ツアーファイナル)も、大事なことしゃべるMCの前で、自然に、愛笑むとTHE Hitch Lowkeの話をやたら長くしゃべってる自分とか、結構好きなんですよね。後で映像見てびっくりしましたもん。大事なMCの前、ほとんどそれ(笑)。

—— ははは(笑)。

 でもそんなのも全然よくて、リアルだなって。"所有"から"共有"の時代になってきてるといわれてますけど、気持ちが自然とそうなってんなぁっていうのが気持ちいいっすね。ギスギスしてない。

あいつはラスボスっすよ、バンド内の

—— では最後に、今号の『Keep ON』のテーマ"NEW GAME"にちなんで、YAFUMIさんにとってのラスボス的な存在とは?

 ラスボスかぁ……。YUKAじゃないっすかね(笑)。

—— え! YUKAさん(Piano)ですか!?

 あいつはラスボスっすよ、バンド内の。ステージで観るとすごいんですけど、普段はファンキーな子なんで。結構思ってもないツッコミとか来るんですよ。この曲はやらないほうがいい! とか。そういうのに対してどうやって説明しようかなと。

—— とても身近なところに(笑)。

 いや強いんすよ、ヤツは。それは他のメンバーにも聞いていただいたら。「YUKAかなぁ?」って。たぶんマネージャーも「YUKAかなぁ?」(笑)。面白いヤツですね。

取材・文●井上有佳里


詞に対するこだわり、視点の変化で詞を生み出す
YAFUMIの世界の見つめ方について伺った本編は、
Keep ON本誌 Vol.22で!

PROFILE

LAID BACK OCEAN
(レイド バック オーシャン)

YAFUMI(Vo)、KAZUKI(G)、YUKA(Piano)、KYOHEI(B)、SEIJI(Dr)。

2010年結成、5人組ピアノロックバンド。所属事務所が同じUVERworldの「僕の言葉ではない これは僕達の言葉」(昨年5月発売)の楽曲制作、ミュージックビデオにYAFUMIが参加した。海の日に行うライブは毎年恒例で、今年も期待。

OFFICIAL WEB SITE
INFORMATION

3rd mini ALBUM
『心の箱』
1500円(tax in)

LAID BACK OCEAN 3rd mini ALBUM 『心の箱』

2012年08月22日発売

収録曲

1.心の箱
2.最初の日 最後の日
3.忘れる力
4.TOKYO ~no turning back now~
5.MY STORY
6.僕のかわりに

読者の方やKeep ONを置いてくださるお店の方などのお問い合わせを受付中!